村川拓也『Pamilya(パミリヤ)』

日時
イベントカテゴリー公演
場所久留米シティプラザ Cボックス
情報入力者久留米シティプラザ1

説明

"介護の現場を舞台に
そこに現れる、もうひとつの「家族」"

2020年2月に福岡市内で初演された『Pamilya(パミリヤ)』。創作にあたり演出の村川拓也は、2019年の夏に福岡で介護福祉に関わる30名へのリサーチを行った。そこで出会ったのが、特別養護老人ホームで働く、フィリピンから来た介護福祉士候補生のジェッサ・ジョイ・アルセナスだった。

福祉施設での日常が舞台上で淡々と再現された本作では、言語を通じた親密なやりとりと、身体同士の接触が入り混じる。その空間に目を凝らすことで、普段は気に留めることのない、しかしいまこの瞬間もどこかで毎日続いているかもしれないコミュニケーションに気づかされる。初演時に観客として居合わせた人々は、自分に近しい身内や、もしかしたらあり得るかもしれない自らの姿に思いをめぐらせ、終演後も語り合う姿が見られた。
「Pamilya(パミリヤ)」はタガログ語で「家族」。フィリピンでは介護は家族が担うものという価値観があり、そのスタンスが日本の状況との差異を浮かび上がらせる。家族とも友人とも異なる「ケアをする/される」関係。異なる年代、経験、国、言語、そして社会の状況——フィリピン出身の介護士と、介護を受ける日本人の間で、いま再び紡ぎ出される、もうひとつの「家族」の物語。

【日時】

2022年12月17日(土)18:00

2022年12月18日(日)15:00 

※12/17(土)は終演後、トークイベントを開催。登壇者:村川拓也ほか
※上演時間70分間予定

【言語】 日本語(英語字幕あり)https://kurumecityplaza.jp/events/4326/ 

【料金】(全席自由・税込)

一般 3,000円 U25 2,000円 高校生以下 1,000円

詳細はこちら
https://kurumecityplaza.jp/events/3854/

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