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鴻上尚史の『こえ』と『からだ』と出会うワークショップ
koukami

あなたの『こえ』と『からだ』と出会い、
あなたの『こえ』と『からだ』を自覚し、
あなたの『こえ』と『からだ』で遊ぶ。
すなわち、あなたの『表現力』を高めるためのワークショップです。

募集時のページはこちら

2007年9月29日
「鴻上尚史の『こえ』と『からだ』と出会うワークショップ」の記録
13:00−19:00

最初に自己紹介から入りましたが、皆さん緊張の面持ち。自己紹介の間も鴻上さんは様子を見ている感じで、口数が少ない。ますます緊張な感じ。

自己紹介終わって、いよいよWS開始。

「おいらのWSは誰かをさらし者にしたりしない。表現に対するアプローチで、こんなアプローチがあるよというものを提出できたらいい。」
という暖かい言葉に場が和む。

簡単なゲームなどを通じて「自意識」のコントロールを学ぶ。

その後、「正しい発声」とは何かを呼吸法や共鳴のさせ方というところから確認していく。

発声法にコンプレックスに持つ参加者がいたが、
自分が既に持っている発声法と別の方法を用いて、発声のバイリンガルになるとよい。
今持っているものを大切にして、バリエーションを増やしてくれる講師のアドバイスがありがたいとほろりとくる場面も。

その後、「活舌を良くするには」や「早口言葉や外郎売は有効か」との参加者の質問にも鴻上さんの視点で明確に答えていただき、大いに納得する。

イメージできない言葉を実感がないまま発声するのはよくない、内容がすべて頭の中で描けるようであれば発声練習に有効だろうとのこと。大きな声で詩を読むのがいいとアドヴァイスあり。

またいくつかゲームを通じて表現力や信頼について学び、声の要素についての講義などと続く。

何も考えないでオートマッチックに感情を表すことは表現とは言わない。あらゆる選択肢の中から選び出してこそ「表現」と講師。

話芸の域に入るほど話し方が魅力的、ロンドン滞在中の体験談などを交え6時間があっという間だった。

とにかく人のやることや言う事を否定しないのが嬉しい。
短い時間の中で議論する時間を短縮したという意味もあると思うのだが、
やれそうでなかなかやれないことだ。
「よし、それも活かしていこう。ただ、こういうやり方もあるぞ」
みたいな人の能力を引き出しつつ新たな技術を提供するという受講生としては涙ものの嬉しい指導。

「表現」の説明のところで、さまざまな選択肢から選び出すものというものがあったが、これは表現に限らず実生活色々なところで応用可能だ。

先入観や惰性、習慣ばかりの日常から、自らの意思で毎日を作りだしたい。

レポート:本田



主催 NPO法人FPAP
共催 財団法人 大野城市都市施設管理公社(大野城まどかぴあ)
協力 株式会社サードステージ

 







 
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