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指定管理者制度選考結果についてのご報告 

〜施設運営の方針ついて〜
2006年1月1日

 

 FPAPニュース(2005年10月22日)でもお知らせしておりましたが、12月27日正式にぽんプラザホール(小劇場)とゆめアール大橋(音楽・演劇練習場)の二つの文化施設の指定管理者となることが決まり、来年以降もこの両施設を拠点として文化振興に携わることができるようになりましたので、この場を借りてご報告いたします。

 「指定管理者」ってなに?って方もいらっしゃると思いますので、この制度のことを少しだけ説明します。
 これまでFPAPはぽんプラザホールの受付部門だけを行政からまかされてました。ぽんプラザの清掃や舞台管理業務はこれまで行政が別の業者と契約していて、ぽんプラザホール全体の管理運営は行政(福岡市文化芸術振興財団)が行っていました。そしてぽんプラザホール全体の管理運営をすべて、行政以外の民間企業やNPOにまかせてしまおうというのが指定管理者制度です(大ざっぱに言えばです。)。
 ぽんプラザホールとゆめアール大橋は、平成18年4月からこれまでの行政による管理から指定管理者制度へと移行することとなり、ぽんプラザホールには10団体、ゆめアール大橋には9団体の応募がありました。事業提案書の審査や公開プレゼンなどを経て、FPAPはこの指定管理者となりました。

 指定管理者の結果講評が福岡市のホームページに掲載されていました。それによるとFPAPは各種の実績や提案内容を審査員の方に大変高く評価していただいて指定管理者に選んでいただいたようです。これはひとえにみなさまの支援によるものであり、賛助団体をはじめとするみなさまからいろんな機会に生の声を聞かせて頂いた結果です。メール、電話、アンケートあるいは直接の声。ほんとうに皆様に感謝する次第です。今後も変わらぬご指導をいただけることを心からのぞんでおります。

 FPAPはいわゆるアートNPOです。NPO法人にも色々ありまして、福祉系のNPOや体育系のNPOやいろいろあります。FPAPは全国的にも数少ないアートNPOの指定管理者として今後のホールの運営を行っていきます。
 FPAPが今後、両施設を運営していくにあたってのそれぞれの施設のコンセプトは以下の通りです。




○ ぽんプラザホール
「福岡から全国へ発信する地域舞台芸術の拠点劇場」
○ ゆめアール大橋
「地域と交流する、地域芸術文化の創造拠点」




 ちょっと、大風呂敷を広げすぎたかも知れませんが、3年間の指定管理者の指定期間の中でこのコンセプトを実現すべく一歩一歩がんばっていきたいと思います。

 それぞれのコンセプトについて少し説明させて頂きます。まず、ぽんプラザホールは立地の良さ、劇場の使い勝手の良さ、利用料金の安さから福岡の地域舞台芸術団体の利用が最も多い劇場であり(正確な統計はとってませんが)、おそらく九州まで範囲を拡げてもぽんプラザホールほど、福岡の地域舞台芸術団体の利用が多い劇場はないでしょう。この点で「地域舞台芸術の拠点劇場」という表題に、恥ずかしくない実態があると考えております。
 また福岡には博多座や西鉄ホールといった舞台芸術公演の盛んな劇場がいくつもあります。これらの劇場は全国レベルの舞台芸術の公演を福岡で行うという目的を主として運営されているようです。地域舞台芸術団体の公演の場という目的は従に留まっています。
 これは設置目的の違いなので、どちらが良い悪いではなく、福岡の文化振興のために両方必要なわけです。そしてぽんプラザホールは、「地域舞台芸術の拠点劇場」でありつづけたいと考えています。

 そして、今後は「福岡から全国へ発信する」の部分を実現していきます。
 全国へ発信するというのは具体的にはどういう事なのか?という部分についてはいろいろな議論があることと思います。FPAPはこの部分を議論する公開の場を設けたいと考えています。そしてぽんプラザホールロングランシアター、アゴラ劇場サミットとの連携、指定管理者になることでリージョナルシアターに団体を推薦できるようになることなどを最大限に生かしてこの目標を実現していきたいと考えています。
 再度、大きな劇場を引用させていただくと、これらの劇場は、他都市からの発信を受け入れる劇場であるといえます。ぽんプラザホールは他都市へ発信する舞台芸術の創造拠点でありたいと願っています。

 次にゆめアール大橋のコンセプトについて説明します。まずゆめアール大橋については、FPAP単独ではなく、南区が本拠地の「子ども文化コミュニティ」というNPO法人との協働による指定管理者の指定になります。
 子ども文化コミュニティは「福岡県子ども劇場」の流れをくみ、南区を拠点に地域に根ざした活動を40年近く続けています。またFPAPが舞台芸術を主な対象とするのに対し、幅広く芸術全般に関する活動を行っています。地域とのかかわりもたいへん長く、ゆめアール大橋のコンセプトを実現するための最高のパートナーであると考えています。
 舞台芸術団体の方は「地域との交流」ということにあまり興味を持たれないかも知れません。ですが長い目で見たときにこれは大変重要なことであると考えております。

 ゆめアール大橋は、音楽・演劇等の練習場であるとともに、地域コミュニティ活性化の拠点としての役割を求められています。子ども文化コミュニティと協働することにより、「創造」と「交流」という二つの目標を達成していきたいと考えています。

 FPAPと子ども文化コミュニティでは、練習場の管理運営はFPAP、地域コミュニティ活性化にかかる自主事業全般は子ども文化コミュニティが行うことにしております。これはたいへんわかりすく、責任の所在も明確な分担になっており、それぞれのNPOが得意分野で力を発揮することが出来ます。
 ゆめアール大橋はできたばかりの練習場です。この練習場をみなさまのご意見を聞きながら、地域の人や利用者に愛される施設にしていきたいと考えています。

 以上、施設運営の方針について説明して参りました。FPAPは施設運営型であるとともにサービス提供型のアートNPOです。施設の運営のほかにもホームページの運営をはじめ、数々の文化振興事業を行っております。今後もこの二つのバランスをとりながら、地域舞台芸術文化の振興に努めて参ります。
 今後ともFPAPをよろしくお願いいたします。


2005年10月22日 FPAPニュースより

ぽんプラザホール・大橋練習場、指定管理者選考の結果が出ました。
両施設ともFPAPが候補者第1順位になりました。
(大橋練習場については、FPAPと子ども文化コミュニティの共同事業体です。)今後、福岡市と協議していき、議会の承認を経て、来年4月から両施設の指定管理者となり管理運営全般を行うこととなります。
関係者各位には、この場を借りてお礼申し上げます。

 
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