■　劇団PA!ZOO！！２２nd STAGE「バナナはおやつに―」　
□　9/9（金）〜11（日）　ぽんプラザホール

福岡を拠点に活動する安定感のある劇団の公演。派手さはないがわかりやすいストーリー。ホームページでの公演の情報がもっと充実すると良いのだが。ファミリードラマっぽい芝居も多いので、デートネタとしてはイマイチかな。

■　北九州芸術劇場「電車男」
□　9/10（土）、11（日）　北九州芸術劇場　中劇場

小説にもなり、漫画にもなった「電車男」の舞台版。武田真治主演。全国あちらこちらで公演されているので「えんげきのページ」等で、評判を確認しても良いだろう。
男性視点の話しなので、女性から見たら「こんな女いねーよっ」みたいになるのかも。
デートネタとしてはイマイチ。

■　演劇集団キャラメルボックス「スケッチブック・ボイジャー」
□　9/17（土）、19（祝）　メルパルクホールFUKUOKA

「エンターテインメント・ファンタジー」を基調とするキャラメルボックスの福岡公演。国内でも有数の動員力を誇る劇団です。デートネタとしてもオススメ。

■　最新旧型機クロックアップ・サイリックス第十回公演「水先案内」
□　9/2（金）〜4（日）　 ゆめアール大橋（福岡市大橋音楽・演劇練習場）

僕はまだ，３月の前回公演の印象が鮮やかに残っている。

ラストに向かう推進力が僕を押し流す。多めの言葉は２重３重の意味が掛けられ，いろんな感じ方ができる芝居となる。作り込まれた舞台装置には，何らかの仕掛けが隠されている。

小劇場系演劇と学芸会の劇の違いがいまいち分からないという人には，十分な説得力を持つ芝居だと，この公演を薦めたい。

■　劇団PA!ZOO！！２２nd STAGE「バナナはおやつに―」　
□　9/9（金）〜11（日）　ぽんプラザホール

福岡の女性劇団の中で，最も笑いに比重を置いている劇団であると思う。ホームコメディに「ほっこり」とした感動というテイストを加えた感じです。

十分なクオリティを保ちながら，それでも前売り１，２００円という福岡小劇場界の相場を下回る値段を付け続けている姿勢を評価したい。託児サービスも用意するなど，観客に暖かい気持ちをもった劇団なのだと思う。

女性を誘って演劇に行ってみようかな，なんて人は，９月ではＰＡ！ＺＯＯ！！で決まりだ。

気になる

●サマータイムマシン・ブルース2005
　
　実は初めて見る劇団なので，「気になる公演」扱いで。しかし，全国５カ所ツアー，その中で東京では１週間を超える公演を打つとは，相当の実力者であると見た。

■　演劇集団キャラメルボックス「スケッチブック・ボイジャー」
□　9/17（土）、19（祝）　メルパルクホールFUKUOKA

劇団創立20周年記念公演の第3弾で、劇団創設4年目に上演された作品の上演。
　「見えないものが見える。そんな奇跡が起こる芝居」という、この劇団の原点を見つめる舞台。期待できる。

■　ヨーロッパ企画「サマータイムマシン・ブルース2005」
□　9/28（水）、29（木）　 イムズホール

　映画化もされた、京都の劇団・ヨーロッパ企画の代表作の全国ツアー。東京では前売り券が完売しているようだ。
　大学のSF研究会が舞台の空想科学青春グラフィティの、リアルなＳＦがかもしだす哀愁を、じっくりと味わいたい。

■坂東玉三郎　九月博多座大歌舞伎
　　　　　　　　　　昼の部　　通し狂言「三人吉三巴の白浪」
　　　　　　　　　　夜の部　　通し狂言「義経千本桜」
□9月2日（金）〜26日（月）　　博多座（オフィシャルサイト）

　どちらも人気の演目。なにより通し上演なので、物語の背景もわかって楽しめる。昼の部で“お嬢吉三”、夜の部で“静御前”と玉三郎の美しさに酔いしれてみたい。また、春猿の女形にもそそられるし、中村獅童を見たい人もこの機会に是非お出掛けください。

■　Rahmens presents「Golden Balls Live」
□　9月10日（土）、11日（日）　　メルパルクホール（オフィシャルサイト）

前公演「アリス」の感動から半年、またまたラーメンズが福岡に登場。
　今回は久ヶ沢徹、西田征史、野間口徹を加えて新ユニット結成旗揚げ公演。こんなしあわせが一年に何度もあっていいの!?果たして演劇なのかコントなのか?中学生のノリのくだらない感を満喫できるはず!!