オススメ
トム・プロジェクト　プロデュース「かもめ来るころ　-松下竜一と洋子-」
AGAPE store 「テーブルマナー〜週末の食卓は修羅場〜」
北九州芸術劇場プロデュース「風街」

気になる
演劇銭団Do-リンク場　「ウエスタン・ロック」
劇団０相　「消す癖」
wat mayhem「パンク侍、斬られて候」

2月も地元の公演数は少ないよう。そのかわりにトムプロデュースやAGAPE storeなどなど安定した舞台を見せてくれるものがぞくぞくと来福。
北九州では東憲司の演出による「風街」を地元の役者がどう見せてくれるかに期待。
地元の劇団は公演がまだ先のようなので、こういう中央の舞台を観るのも勉強になると思う。
そしてこれらに負けない公演を私に「オススメ」させて欲しい。

今月のトップ5リスト。

ラッパ屋 「ブラジル」
2008年春シーズンNHKの朝の連続ドラマの脚本を書いた鈴木聡氏の新作が登場。 テレビでは見られなかった表現の細かさや言葉のやり取り、 そして「美しい日本語と日本文化」を感じるのにはおすすめ。

演劇・時空の旅シリーズ「女の平和」
　 九州の「現時点」でのオールスター公演。 これを見れば九州演劇の「底力」を感じることができる。 お金と休みの都合がついたら行く価値あり。

劇団【Ｚｉシアター】　「あなたの肩ごしちょっと上〜その隙間〜」
ウェブアニメーションの演劇化、という九州では珍しい試み。 「インターネット」と「演劇」の「化学変化」に期待。

熊本リージョナルシアター「リンコのうた」
前作「ビバ・マンマ」は声楽者という本業での体験談を丁寧に描くことができた 作者が今度は「1973年の熊本」という「時間」をどう表現するか期待。

アルカス演劇さーくる「春の鯨」
　 前シーズン福岡演劇フェスによって発見されたカンパニーの「拡大」公演。 4月に福岡にやってくる前に佐世保の空気を感じるならぜひ。

プラスワンとしてＵＮＩＴ ＲＥ１６Ｘ　「失恋前夜」を。

オススメ

2/23(月)-25(水)　AGAPE store 「テーブルマナー〜週末の食卓は修羅場〜」　イムズホール
2/25(水)-3/1(日)　北九州芸術劇場プロデュース「風街」　北九州芸術劇場小劇場

気になる

2/14(土)-15(日)　劇団【Ｚｉシアター】　「あなたの肩ごしちょっと上〜その隙間〜」　エスプラッツホール
2/6(金)-8(日)　演劇・時空の旅シリーズ「女の平和」　メディキット県民文化センター（宮崎県立芸術劇場）　イベントホール
2/7(土)-8(日)　演劇銭団Do-リンク場　「ウエスタン・ロック」　ぽんプラザホール
2/21(土)-22(日)　アルカス演劇さーくる「春の鯨」　アルカスSASEBO　イベントホール
2/28(土)　関門都市圏大学演劇部合同公演「セメント樽の中の手紙」ほか　北九州市八幡西区黒崎・きてみて館

タレント・俳優の松尾貴史と演出家のG2が結成したユニットAGAPE storeはわかりやすいストーリーでエンターテイメント。 初めて見る人にも安心してオススメできる。
今回は、客席数350席前後の劇場としては、舞台と客席の距離感が福岡で最も近く感じられるイムズホールでの公演。オススメ。

北九州芸術劇場プロデュース「風街」は、福岡出身で「劇団桟敷童子」の東憲司が脚本・演出を務める。北九州・福岡を中心とした俳優達との コラボも見どころ。

佐賀を代表するカンパニー「Ｚｉシアター」の公演も気になる。佐賀に住んでいる人は必見の地域劇団である。

「女の平和」は、九州各県を代表する女優が集まっての公演。本来ならオススメクラスの芝居だが、宮崎は遠いので気になるで。

「演劇銭団Do-リンク場」旗揚げして３年目に、６回目の本公演といういいペースでつづけてきた若手劇団。まだみたことはないのだが、コリッチでの前回の本公演の評価が高かったこともあり、気になるで。

「春の鯨」は、新人戯曲賞最終選考に残った脚本。福岡での公演もあるが、前回の福岡公演は劇場の広さに合わない部分もあり。地元の佐世保で見るのが吉か？

「セメント樽の中の手紙」北九州での大学演劇部合同公演。こちらも気になる。

鐘下辰男、Ｇ２、鈴木裕美、ふたくち つよし　などの一流の演出家による来福劇団の公演が充実している。

★AGAPE store 「テーブルマナー〜週末の食卓は修羅場〜」
　楽しくて切れ味のある舞台作りのAGAPE store。Ｇ２の演出、個性的な出演者の演技が楽しみ。

★パルコ・プロデュース公演 「ビロクシー・ブルース」
　ニール・サイモン作品を鐘下辰男がどう演出するか興味深々。これも出演者は個性的。

●演劇・時空の旅シリーズ「女の平和」
　九州の各県で活躍中の女優の火花を散らす競演に注目。福岡公演をしてほしい。

オススメ
2/23(月)-25(水)　AGAPE store 「テーブルマナー〜週末の食卓は修羅場〜」　イムズホール

気になる
2/1(日)　ラッパ屋 「ブラジル」 北九州芸術劇場・小劇場
2/6(金)-8(日)　演劇・時空の旅シリーズ「女の平和」　メディキット県民文化センター（宮崎県立芸術劇場）　イベントホール
2/7(土)-8(日)　演劇銭団Do-リンク場　「ウエスタン・ロック」　ぽんプラザホール
2/25(水)-3/1(日)　北九州芸術劇場プロデュース「風街」　北九州芸術劇場小劇場

例年、この時期に公演自体が少なくなりがちなのは、年末年始の多忙期を挟むからだろうか。
まぁ、無いものは無いのだから仕方ない。
この時期に忙しいのは、観客も演劇人も一緒なのだから。

閑話休題。 今月のオススメは、やはりAGAPE store。
テレビでも活躍中の松尾貴史と、G2演出によるエンターテイメント作品。
今回は海外戯曲の翻訳作品なので好みは分かれるかも知れないが、観劇初心者には入りやすい作品かと思われる。

気になるは、北九州芸術劇場のラッパ屋と風街、九州各地で活躍中の女優陣が集結する「女の平和」など。
ここ数作ほど低調な印象のDo-リンク場だが、6回目の本公演という事で、今一度、ここいらで奮起して欲しい・・・という期待も込めて。