ネットセミナー
「海外研修サポートセミナー2010」
演劇人にとって海外で研修するということ

東京で開催される芸団協セミナーを、札幌・仙台・大阪・広島・福岡の会場に
インターネット中継しました

これまで地域では受けることが出来なかったセミナーを地域にいながらにして受けられるようにする試みです。

*映像・音声の品質は、YouTube程度となります。
当日の回線状況によっては、映像・音声が一部乱れる可能性もあります。ご了承ください*

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日時 2010年3月26日(金) 報告交流会 19:00-21:00

場所 福岡会場:
九州大学大橋サテライト (福岡市南区大橋1丁目3番27号)

ゲスト・進行 ゲスト:長塚 圭史
(劇作家・演出家・俳優 阿佐ヶ谷スパイダース主宰)
平成20年度文化庁新進芸術家海外留学研修員としてロンドンで研修

進行:大堀 久美(フリーエディター)

 レポート

ネットセミナーは、これまで地域では受けることが出来なかったセミナーを地域にいながらにして受けられるようにする試みです。
今回の受信会場は、今回の受信会場は、札幌、仙台、大阪、広島、福岡の5会場でした。

東京の芸団協の会場からの呼びかけに、各会場が挨拶をする、というところから始まりました。

  《福岡会場の様子》

長塚さんが文化庁新進芸術家海外留学研修員として研修先に選んだのはロンドンでした。

長塚さん:ロンドンを選んだのは、イギリスが自分の作品の方向性的にあっていると思った。歴史深いし、イギリスの作家もたくさんいる、演劇に集中できる場だと思いました。ナショナルシアターに演出家として研修しました。学校ではなく、劇場での研修で、自分でどんどんやりたいことを交渉していかないといけない。

というお話が印象的でした。

研修でどのような活動をされていたのかのお話がありました。
研修先のナショナルシアターは、申請すれば1〜2週間ワークショップなどで利用することができたので、アーティストのアイディア作りの場として活用されたそうです




研修中は、現地の役者の人たちと日本の事、戦争の事についてなどディスカッションをしたり、想像以上に日本に対する理解や興味が低かったので、逆に燃えた、 と長塚さん。

長塚さん:イギリスと日本の人との距離感の違いがあった。日本人の距離感を現地の役者たちに身体的にも理解してもらえないだろうか、ということを考えワークショップでは、畳の上でちゃぶ台などを使って、その生活習慣について説明したり、朝起きてから仕事に行くまでをエチュードをおこなったりしました。




ワークショップの中で、使った音楽についてこうだと思う、ということを話したら、翌日それがなおっていたりする、アイディアをオープンにして皆で共有するという雰囲気があった、など、作品をつくる上で、俳優にしてもスタッフにしても演劇をやる上でとても良い環境であったことが伝わってきました。

* 最後に、今後、研修で海外へ行く人へのアドバイスとして…

長塚さん:イギリスに行くなら英語、英語に苦労した。イギリスに行くなら、イギリス英語を聞いておいた方がいいですね。1年という期間をあまり意識しない方がいいと思いました。自分の中では1年間でも現地の人たち(現地の俳優やスタッフ)にとっては関係がない。自分が慌ててしまう。焦らずに。演出家として行ってよかったですね。何もないところから作り上げていくということに立ち戻れた。常に原点に戻ってやっていきたいと思います。

<アンケートより>

・留学したことで、長塚さんの作品づくりがどう変わっていったかというお話が非常 に興味深かったです。

・東京に行かなくてもお話が聞けるので、いいアイディアだと思います。ただ、全体的にもっと接続がうまくいった方がいいかとは思います。音声が聞き取りづらかったです。

・思ったより安定してて、見やすかったです。

・人と人との距離感の違いなどは意識するようになりました。また、役者自らが空間をつくる考え方は面白いと思いました。

・「自分から動かないと何も進まない(学校に行ったわけではないから)」というお話が印象的でした。私も色々な活動に参加していきたいと思いました。参加するだけでなく、自分から何かを立ち上げることもやってみたいと思いました。

・前回より進化していた!

・アーティスト個々の違いはあると思いますが、アーティストが劇場や劇場監督というものに対して現在抱いているイメージや認識(そのことが持つ二面性)が垣間見えた点は、面白かったというか興味深かったです。

・東京側の全面協力が必要な企画で、非常に丁寧に段取りされていたと思います。技術的なところはやむを得ない部分もありますし、こういった内容のものを近くで安価で聞けるというのはやはり有難い機会だと思います。

・海外での研修では、自国と自分のモノ(作品やアイディアなど)を主張したり実際に言っていくことで、新しく学べたり生まれるものがあるのだなと、エキサイティングだなと思いました。受け身ではなく、混ざっていくことが大事かと思いました。

・全国の拠点と繋がっているので、ケイタイ電話とかでもいいので少しやりとりができたらいいと思います。

・遠方へ行かなくても参加できるというのは、とても便利だと思いました。

・演劇の海外研修というものがどういうものか全くわからなかったが、     
 今回のセミナーでプロの話を聞けて興味を持つことができた。









主催: NPO法人FPAP / 社団法人日本芸能実演家団体協議会
共催: 社団法人日本劇団協議会(東京開催セミナー分)
後援: 福岡市 / 福岡市教育委員会
協力: 文化庁芸術家在外研修員の会 / Arts Manager's Net
広報協力: 社団法人日本照明家協会 / 日本舞台美術家協会 / 日本舞台音響家協会 / 日本舞台監督協会
助成:

平成21年度文化庁芸術団体人材育成支援事業
社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)