座"K2T3『カズオ』は、座"K2T3にはめずらしい既存戯曲の上演で、女優の力量が試されるふたり芝居に挑戦する。若手、中堅、老練の３ペアで上演というのも挑戦的だ。

E-1グランプリ'０５−０６九州決勝大会は、初登場の若手がどこまでベテラン勢を脅かすか、期待したい舞台。観客投票で
決勝進出を決めるのも楽しい。

Ｋ２Ｔ３は順当にオススメ入り。これほど安定感のある劇団は福岡では５指に満たない。脚本も永井愛の名作。日頃芝居を見ない人を誘っても安心。
演劇通には、ベテラン・中堅・若手組の演技を見比べる楽しみもある。
演出が芸名で実績がわからないのが不安材料といえなくもない。

ユニットクローバーの「ゴジラ」は面白くなくやる方が難しい脚本。

役者も多くの団体から集まっていて楽しみだが、演出がそれをまとめることができるかどうかに注目。身障者招待公演の設定も好感。

ラブレターズ。無料のリーディング公演。大野城まで足伸ばしてみても良いかも。

うずめ劇場、演劇通以外にはあまりオススメできないが、ゲスナー演出の公演はやはり「気になる」。

E-1グランプリ。あんみつ姫、きららが出ている頃と比べるとパワーダウンの感否めず。若い劇団が新たな才能を発揮する場となってほしい。

まずはK2T3をオススメ。魅力(?)と実力を兼ねそろえた女優を多くかかえているこの劇団が,永井愛の良作に挑む。劇団員が2人組になって二人芝居をしますが,全組見たくなる。
いろんなお客さまに受け入れられる舞台になると信じてます!

次にオススメが「ゴジラ」。福岡の若手劇団で「なかなかいいぞっ」と思える役者が揃っている。チラシ裏のキャスト写真を見ているだけでわくわくしてくる。
テレビや映画とは違う,演劇としての演技の魅力を伝えてくれる作品になるかもと期待していますよ。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』
1月2日（月）〜27日（金）　　博多座→オフィシャルサイト

1月の博多座にミュージカルが戻ってきた。お正月の華やいだ気分に相応しいのは、ゴージャスなミュージカル！しかし、今回はちょっと違うのです。ブロードウェイ・ミュージカルの名作で、帝政ロシア下の清貧なユダヤ人コミュニティの物語。主人公テヴィエ役は歴代4人目の歌えて、踊れて、軽妙な演技がなんともチャーミングな市村正親。『モーツァルト！』に続く父親役だが、早くも市村テヴィエ以外は見たくない、と思えるほどの当たり役。どうぞ、貴方も劇場で家族愛に浸るひとときを味わってみてはいかがでしょう。

テレビや映画とは違う,演劇としての演技の魅力を伝えてくれる作品になるかもと期待していますよ。