★オススメ
　イキウメ　「表と裏と、その向こう」　西鉄ホール
　劇団ダンダンブエノ　「ハイ！ミラクルズ」　佐賀市文化会館
　　　　http://www.dandanbueno.com/info.html
　劇団こふく劇場　「水をめぐる」　熊本市総合女性センター多目的ホール
　　　　http://www.cofuku.com/cofuku_top_page.html

○気になる
　座"K2T3 「今夜終わらない物語」　ぽんプラザホール
　ギンギラ太陽'ｓ　「女ビルの一生」　Ｇａｔｅ'ｓ７
　劇団PA!ZOO!!　「おとぎの楽屋」 甘棠館Ｓｈｏｗ劇場
　演戯集団ばぁくう　「曲がり角」 アトリエ戯座

個性的な3つの劇団の公演がオススメで、佐賀や熊本まで行く価値はある。
座"K2T3、ギンギラ太陽'ｓ、劇団PA!ZOO!!、演戯集団ばぁくう　の公演があり、地元実力劇団の公演も充実している。

●イキウメ 「表と裏と、その向こう」
　「生きたまま彼岸を覗く」という前川知大の作劇術。そのパワーが、たぶん炸裂するだろう。

●劇団ダンダンブエノ　「ハイ！ミラクルズ」
　観たかった劇団ダンダンブエノの公演。何かやってくれる。キャストも魅力的だ。

●劇団こふく劇場　「水をめぐる」
　宮崎で旺盛な活動を続ける劇団こふく劇場の新作。福岡も巡演してほしい。

オススメ
演戯集団ばぁくう　「曲がり角」
座"K2T3 「今夜終わらない物語」
劇団PA!ZOO!!　「おとぎの楽屋」
「ウ-マン・イン・ブラック　〜黒い服の女〜」
ギンギラ太陽'ｓ　「女ビルの一生」

気になる
イキウメ 「表と裏と、その向こう」
劇団ホームワーカホリック旗揚げ第一回本公演「Liar Believer」

7月一押しは創立20周年を迎えて年間でいろんなイベントや演劇を予定しているばぁくう。
年間のポイントカードなるものも発行して、８ポイントで招待券1枚になるというもの。
既存戯曲の演出家として一番オススメな佐藤順一の久々の本格公演です。
ウ-マン・イン・ブラックは演劇人なら見逃せない作品。福岡ではたった1回限りの公演。
万難を排して見にいったほうがよし。
気になるのは西鉄ホールが相当力を入れているイキウメ。
いろんな記事をみるだけでもかなり期待できそう。
ホームワーカホリックは旗揚げだが、主宰は今まで他劇団でたくさん積み重ねをしてきた人。期待大。

★オススメ
7/04(金) 劇団PA!ZOO!!　「おとぎの楽屋」 甘棠館Ｓｈｏｗ劇場
7/11(金) 座"K2T3 「今夜終わらない物語」　ぽんプラザホール
7/11(金) （劇）池田商会　「貧欲ロック」 テアトルはこざき

○気になる
7/19(土)劇団ホームワーカホリック旗揚げ第一回本公演「Liar Believer」
7/23(水) 78produce　「春、夜中の暗号」
7/25(金) 演劇銭団Ｄｏ-リンク場　「ゆめあそび」　ぽんプラザホール


今月は、小劇場系が比較的充実したラインナップ。
商業演劇系でも楽しみな公演は多いが、それらはあえて外してみた。

・PA!ZOO!!
昨年、grow up企画で西鉄ホール初進出を果たしたが、今回はグッと小さな甘棠館での公演。この劇団は、もはや会場の大きさを選ばない事は実証済み。むしろ小さな会場での公演は大いに期待できる。

・K2T3
旗揚げ以来、座長を務めた後藤香の退団後初の公演。戦力ダウンなのは間違いないが、座付き作家の三浦としまる作品ということもあって、基本的に期待して良いと思う。

・池田商会
笑いに定評のある劇団内ユニット玉屋の公演。公演時間は２時間もあるようで、その点がいささか不安だが、期待の意味を込めてオススメで。

・ホームワーカホリック
元・池田商会の高野啓雅による劇団。旗揚げ公演なので気になるにしておいたが、池田商会時代の作品は非常に丁寧な作風で好感が持てた。期待したい。

・78produce
第5回かながわ戯曲賞ファイナリストの宮園瑠衣子と、大野城まどかぴあでリンクシアターなどの仕掛け人である中原恵によるユニット。この時期にもなって、会場すらも発表されてない（6/28現在）のは気になるが・・・まずは、お手並み拝見といきたい。

・Do-リンク場
活気のある在福若手劇団の中でも、比較的地味な印象ではあるが、光るものは感じる。

福岡の実力劇団の公演が、今月に集中。
ギンギラ太陽'sは、かぶりもので商業ビルに扮したキャラクターが大暴れ。
涙あり笑いありのわかり安いストーリーで、初めて芝居を見る人にもおすすめできる。
座"K2T3も、安定した実力を誇る。芸達者な役者によって演じられるわかりやすいストーリーで安心してオススメできる。
ぽんプラザホールという、舞台と客席が近い劇場で、贅沢な時間を過ごせそう。

劇団PA!ZOO!!も安定した実力のある劇団。前回公演の評判が思ったほどに良くないようなのでオススメはいったん見送り。

PA!ZOO!!、座"K2T3、劇団C4は安心してオススメできる福岡・北九州を代表する劇団。
お客さんとの絡みが特に面白いPA!ZOO!!は甘棠館を我が家の如く暴れまわるだろう。
K2T3は座長が退団したことによる不安はあるものの、それに負けじとすばらしい公演をしてくれるものと期待する。
C4は再演ということでより熟成した作品が期待できる。
イキウメは「時給500円で人間やってます。」というキャッチフレーズが興味をそそる。