地元演劇の公演数は多いが、そそられる公演が少ない。もっと活性化してほしい。

★ 劇団、江本純子　「まじめな話」
　 劇団毛皮族を主宰する才人江本純子が立ち上げた劇団の公演。期待でワクワクする。

劇団、江本純子あたりが「気になる」ものの、母体の毛皮族も含めて未見なので
「気になる」で。その他だと、グレコローマンスタイルあたりになるのだが、
「オススメ」出来るか？というと、少し微妙なところ。従って「オススメ」はな
し。

地元劇団では、旗揚げが２劇団。個人的には、旗揚げ公演はぜひ観逃さないよう
にしたいと思っているので、「気になる」にはこれらも含めて。

印は付けてないが、地元演劇人が講師を務めるビジュアルアーツの公演や、九州
大谷の公演なんかも、チェックしてみたいと思う。

今月のオススメはグレコローマンスタイル。NTT夢天神ホールで上演された前回作「和装ニホヘト」は、ストーリーもわかりやすく、役者も魅力的で、エンターテイメント作品として楽しめるものになっていた。
コリッチで前回公演の評判を見てみるのもいいだろう。

東京の毛皮族から派生した、劇団江本純子も気になる。
毛皮族の本公演ならオススメだが、小ぶりな作りなので、誰もが楽しめる作品ではないかもしれない。

九州・福岡演劇新シーズン到来にふさわしい
「新しい試み」が続々と。

〈おすすめ〉
グレコローマンスタイル 「第三章」
　 前作「和装ニホヘト」でエンターテイメント性の
　 高さを見せ付けた劇団が
　 今度は「大人の演劇」を見せるらしい。　

劇団、江本純子　「まじめな話」
　 これはもう、「日本三大美人脚本家」とかいって、
　 最近歌のCDまで出したらしい「江本純子」を
　 見るだけでも価値あり。

〈気になる〉
非・売れ線系ビーナス 「２０世紀累ヶ淵」
　 最近、伸び悩んでいる劇団の「奮起的一作」に
　 なることを期待して。

劇団Ziシアター　「きゃらめりぜ」+「ねこのおんがえし」
　 去年、久留米「小劇店」でほんわかした空気を
　 見せてくれた演目と日にち違いで同時にやる
　 新作の題名にそそられるのです。
　
トム・プロジェクト 「とんでもない女」　
　 つい最近まで西日本新聞の朝刊文化欄に
　 コラムを載せていた人がプロデュースした作品。
　 興味を持った人はぜひ。

新しいシーズンも、「劇場のある街」福岡に
また演劇の神様がやってきますように。

うわさの江本純子がやってくる。
昔は毛皮族での怖いメイク顔をよく見ていたが、
すっぴん顔のちらしを見てその可愛さに驚いた。
顔はともかく、実力は折り紙つき。必見。
トム・プロジェクトは安心して見られるのでかなりオススメ。
地元劇団は若干波があるのだけど、ゆるっと見に行くと、
意外に掘り出し物は多い。その中でも非・売れ、グレコは
安定傾向がある。そろそろドカーン！とくるかも・・・