福岡・九州の地域舞台芸術文化を支援するＮＰＯ法人ＦＰＡＰ（エフパップ）

３月は来福劇団が充実、MONO、ハイバイ、ピーターブルックの『魔笛』も見逃せない。
佐世保の劇団HIT!STAGEは岩松氏に「卒業」を言われるほどの域に達した模様。観たい。
ＦＦＡＣの「走れメロス」、メンバーはもとより、脚本の永山氏、演出の山田氏は今が旬！

気になる４人メンズユニットBPE.<バイプ> 個々の実力は折り紙つきだが、どうまとまるのか期待もあり恐くもあり。
福岡では劇団天地「十二夜」久しぶりの公演、素晴らしい原作をどう料理するか？
ワンコインの「夢十夜」がことりっぷ三浦氏のオジリナル、楽しみだ。
単独の公演というわけではないが、北九州の演劇フェスティバル2012は非常に気になる。シアターラボＳＢ、ダンス、演劇のＷＳ、リーディング、
他楽しそうな試みがたくさん！ちらしがポスターの大きさで圧巻だ。つい壁に貼りたくなる。

オススメの他にも大学や専門学校の卒業公演なども続く三月、無料や安価なものが多いので、
気楽に芝居を楽しみたい方にはおすすめ、値段以上のものも見られる可能性あり！

春の演劇シーズンがやってきた。

東京デスロック 「再/生」
　 物凄くシンプルだが、見る人によって
いろいろな解釈ができる多様性を持っている。
前売り2500円で、「あなただけの表現」を見つけてみよう。

劇団HIT!STAGE 「西の桜」
　 長崎佐世保で丁寧な作品を作る劇団、久々の福岡登場。
前売り1500円で佐世保の風を感じることが出来れば。

福岡市文化芸術振興財団 「走れメロス」
　 最近、太宰治が来ている。
これは時代の流れなのだろうか？
前売り2000円で太宰の時代と現在がどう似ていて、
どう違うか、確かめることが出来れば。

　「ピーター・ブルックの『魔笛』」
　　 6000円だけど、「世界最高の演劇」がそこにはある。
クラシック音楽が好きな人はより一層楽しめそう。

今月のおすすめは、MONO「少しはみ出て殴られた」
小劇場にありがちな難解さがないストーリーで、はじめて芝居を見るような人にもおすすめしやすい。
京都を拠点に活動する実力派劇団。この公演はCoRichでの評判も良いようだ。

気になる作品は４本
九州屈指の女性劇作家を擁するHIT!STAGEは楽しみだ。会場が芝居とフィットせず
役者の魅力を十分に味わえない懸念がある。
福岡市文化芸術振興財団「走れメロス」は、同団体のこの企画への気迫が伝わってくる広報展開。
質の高い作品が期待できるだろう。永山×山田の組み合わせは、難解な芸術作品となりそうなため気になるで。
椿楼 『踊り場にて、』は、九州戯曲賞の最終選考に残った作品で、こちらも気になる。