福岡・九州の地域舞台芸術文化を支援するＮＰＯ法人ＦＰＡＰ（エフパップ）

9月は「芸術の秋」の入り口です。
（おすすめ）
飛ぶ劇場 『睡稿、銀河鉄道の夜 』　九州で確かな技術を持つ劇団、久々の公演。平日夜だけど、物語の中に入り込める仕掛け満載。前売り2200円、残あり。
ギンギラ太陽"s 「外食王オムレット」 新生ギンギラ、今回は福岡の「外食産業」の歴史だって。前売り3500円　9/15夜と9/17は残わずか、9/16夕残あり。
（気になる）
劇団こふく劇場 『水をめぐる２／水をめぐる３』　「神話の国・宮崎」から一味違う「愛」の物語がやってきた。　前売り 2500円　各日残少し。
コンドルズ 『Knockin" On Heaven"s Door』　NHK朝の連ドラ「てっぱん」始まりの踊りの人です。　前売り4500円　9/15　昼のみ残あり。
柿喰う客『無差別』 前売り3500円、残あり
マームとジプシー『ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。』前売り 2500円、　各日残少し。　
このふたつが新しい時代の演劇、というものらしい。

飛ぶ劇場、こふく劇場、ギンギラ太陽’sと九州を代表するカンパニーの公演が集中する9月だ。
柿喰う客の福岡公演は、遠方からということで諸制約をかんじさせる作品ばかりだった。9月にはついにまちにまったフルスケールの公演が見られそうだ。期待したい。
飛ぶ劇場 『睡稿、銀河鉄道の夜』、数年前の福岡公演の評判も良く再演を重ねている。はじめて芝居を見るような人もついていける展開と、演劇ならではの表現が楽しめる秀作で、今月はイチオシしたい。
福岡の人気劇団ギンギラ太陽"s。擬人化されたかぶりものキャラが登場。はじめて芝居を見るような人にもわかるストーリーとドラマ。そろそろチケットの入手が難しい回もありそうだ。

福岡９月は地元劇団の公演は少ないようだ。
その中では新生ギンギラ太陽"ｓの「外食王オムレット」が気になっている。がらりと趣を変えての公演は凶と出るか吉と出るか。
こふく劇場の安定感はオススメなのだが、初めて観る人にはちょっと厳しいかもしれない。なので気になるへ。
同じく「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」はかなりヘビーなので観る人を選ぶとは思うけど、マニアにはたまらない作品となるだろう。
安心してすすめられるのは飛ぶ劇場、柿喰う客、マームとジプシー。マームは未見だがネット評を見る限り観て損はないと思われる。
毎月やっているのであえてオススメしたことはなかったが、ばぁくうの読演会は非常にゆったりした演劇空間を提供してくれる。８−９月は佐藤さんだけでなく、数名の演者で読演会を行う。怪談は夏の定番、趣のある小屋で怪談を楽しむのはきっと楽しい。