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FPAPスタッフによる『ステージスタッフワークショップ+α』修了後レポート!!

◆8月28日:照明講座1日目 講師:荒巻久登(シーニック)

ステージスタッフワークショップ+α、一発目の照明編初日終了!

とうとう始まってしまいました、ステージスタッフワークショップ+α。

事務局挨拶、諸注意、講師挨拶と続き、お約束の自己紹介の時間ですね。照明担当スタッフはもちろんのこと、役者や演出、あるいはまだどこのどの部署にも所属していない方など、いろんな立場で様々な目標を持ってワークショップに来られているということがわかりました。参加動機については、演出の方の、「照明プラン作成のために担当スタッフに的確にイメージが伝えられるようになるため」というものや、、どこにも所属してない
方の、「知り合いの劇団の仕込みやばらしで役に立ちたい」というものがありました。

■照明の概念と安全管理


まずは講師の荒巻久登さんの照明の概念から。

「多くの場合、演劇の公演で、スタッフが突出して目立つということは良いことではない。演出家による作品世界を実現するのがスタッフの仕事である。」これは一番始めに知っておいて欲しいということでした。


そして、一番プロとして気を遣っていることは安全管理ということで、これは講義中何度も出てくる言葉でした。

どこかから落ちる、落ちたものに当たるという物理的な安全管理と電気による火災に対する安全管理という2つを大きく取り上げて、具体的な数字を用いて説明されていました。

■機材の名称と役割


まずはぽんプラザの基本的な凸レンズ、フレネルレンズの500wと1kwの灯体の説明からです。

中を開けて細部までの解説が始まると、器具を見慣れていると思われる受講者までも、食い入るようにのぞき込んでいました。


サスのバトンを下ろして、照明を吊ったり、明かりの違いを見たり、色を入れてみたりと仕込み時の吊り込みまでの流れを一つ一つ質疑応答受けながら進めていきました。


この段階ではまだ参考資料程度だった照明仕込み図に受講者は興味津々で、休憩時間も荒巻さんは質疑応答を丁寧にされていました。

カラーフィルターも興味ある受講者の方が多かったようで、入手先や価格など質問が続きました。


色を選んで、フレームにいれて、灯体に入れて、ホリゾント幕に当ててみようということをやったのですが、なりゆきで荒巻さんに当てることになりました。色んな色をそれぞれの受講者が当てて、それに対して一つ一つ荒巻さんがコメントを入れるものだから、このコーナーは結構盛り上がりました。黄色(ポリカラー40)がいい感じでしたね。


次回は受講者で仕込んで、明かりを出すところまでやります。動きやすい服装と、手を保護する手袋が必要ということでしたね。


(レポート 本田範隆)


 

 
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