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FPAPスタッフによる『ステージスタッフワークショップ+α』修了後レポート!!

◆10月26日:音響講座3 講師:遠藤浩太郎(IS.D.)

音響講座3日目、最終日です。模擬テストをやるということですが・・・。

■音響実技

前2日間の講義内容への理解をより深めるためとして、実際の本番を想定した各機材のセッティング、サウンドチェック、音だしを「3級音響機構調整作業検定」というものに準じ受講者に行ってもらうということになりました。

模擬検定をやるとは聞いていましたが、実際当日になると見ているだけの立場でも緊張するものですね。

模擬検定に使う台本は照明の時にも使った「よかっちゃん」です。音のきっかけ、キューを確認して遠藤さんによる実演を見てから順番に本番へと突入です。

スピーカーから音がちゃんと出ているかの確認、朗読する人の声を聞き取りやすい状態にする調整、タイミングの合わせなど一通りこなしてから本番です。本番中はどんなにとちっても「ギブアップ」を自らが言わない限り、遠藤さんから助け舟は出ません。

「ギブアップ」は出してもいいよと事前に言われていましたが、各人自力で模擬検定を乗り越え、一人の「ギブアップ」も出ませんでした。

音響卓の操作もさることながら、受講者が交代で読む朗読も見ごたえ聞きごたえがあり、小劇場系の人たちはなんでもこなすマルチな人たちが多くいらっしゃると改めて思いました。このワークショップを通しで受けている方もいらっしゃいますし、マルチですね。

 

■質疑応答

「持っているといいアイテム」から具体的なホールの音響的問題の相談まで、幅広い質問に答えていただきました。

■講評・総括

模擬検定が3日間の総まとめ的な面があり、模擬検定へのコメントをメインとして総括が行われました。

本番中演者を見ていたか、演者とのコミュニケーションは十分なされたかなどというコミュニケーションの問題。Gainつまみとフェーダーの取り扱いという技術的な問題が大きく指摘されました。

今回のワークショップもまた盛りだくさんの内容でしたが、理解が十分になされていないなという部分は何度も丁寧に教えていただけたし、機材に触れる時間も多かったので、かなり勉強になったと思います。

次回はいよいよステージスタッフワークショップ+α最終回、舞台監督編です。

(レポート 本田)


 

 
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