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FPAPスタッフによる『ステージスタッフワークショップ+α』修了後レポート!!

◆9月4日:照明講座4日目 講師:荒巻久登(シーニック)

照明編4日目です。

今日は実際に台本の冒頭のシーンを作っていきます。

■アンケートへの回答と持込機材の紹介

前回が中日だったということで、アンケートを取りました。冒頭はそのアンケートで出た質問について答えるという時間を設けました。

「地明かりを取るには灯体は何台必要か」「シーン作成後に照明を追加することは可能かなど」講師の荒巻さんから一つ一つの丁寧に解説がありました。

ぽんプラザに備え付けられていない照明だが、よく舞台で使う照明としてソースフォーとパーライトの紹介がありました。

それぞれスモークを焚いた中で明かりを出してみて、違いや用途などの説明がありました。空中のスモークにピントを合わせて出すということもするというのは意外でした。

何があるわけでもなく、光が一筋出ているだけで何か劇的なものを感じるのは不思議ですね。むやみやたらと使いたくなりますが、その辺りは度々荒巻さんから注意があってますね。

「理由の無い使い方はお芝居を壊す事がある」と。

枠のある写真はクリックすると大きめの画像が見られます

 

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■台本の世界を表現する(実践編1)

台本の冒頭を照明を入れてやってみることになりました。差し当たって荒巻さんからキャスト募集の呼びかけに、すぐに希望者が出ていよいよ台本の世界へ。

一人一人調光室に上がり、前回受講者全員が提出した仕込み図を大体盛り込んで仕込んだ照明をそれぞれのフェーダーを上げながらチェック、その上でシーン作りを行います。

随分悩んでシーン作りしていましたが、出来上がったものは短いながらも個性が出ていて、興味深いものがありました。(舞台上の役者も熱演でしたね)

「そのシーンで何を見せたいか、どう見せたいか」「暗転の前後では人の意識が途切れるからそれをうまく使う」などと荒巻さんからアドバイスがあります。

ベース以外のものでまず作ってみて、あとでその効果を崩さないようにベースを徐々に上げていくという手法は、初心者でもできそうなシーンの作り方で思わず手がうずきました。

いよいよ照明編も明日が最後です。「台本の世界を表現する」の2回目と総括、バラシを行います。

(レポート 本田)



 
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