ホームニュースblogリスト公演情報劇場・練習場掲示板リンク集連絡先 | FPAPとは

FPAPスタッフによる『ステージスタッフワークショップ+α』修了後レポート!!

◆10月10日:制作講座前半 講師:谷瀬未紀(ピカラック)

制作編前半です。チラシづくりなどを中心にして、舞台制作とはなにか考えていきます。

■制作の概要、制作の「外」と「内」

人と逢う。また、これから出会うであろう人のことを考えて、制作の仕事が好きになったのだと谷瀬さん。人と出会うだけではなく、人と人を会わせる、人と出来事を遭わせる。このことが制作の仕事とも言われていました。

チラシの文句一つで、あるお客さんが劇場に足を運んでくれるかもしれない。そうなると、よい作品と出会えたお客さんも幸福になれるし、見てもらったアーティストにとっても幸福なことだということでした。これも一つの出会いですね。

制作には外まわりと内まわりの仕事があり、外回りというのが宣伝と営業と説明がありました。内回りに当たるもので劇団ではどうしていますかと講師から受講者に聞いたところ、「スケジュール管理」「予算管理」「チケット管理」「スタッフ人選」「ミーティングの仕切り」などが挙がりました。

予算や人手の事情から、制作の内回りの仕事の中には、舞台管理の仕事も含まれることが多いということを谷瀬さんから説明されました。

作品はアーティストが作るけれども、公演は制作が作る、制作者こそが公演を作る唯一の人であるという説明。制作担当者が言うことで全員が知らないでいいことはないということを代表が把握し、全員に周知させなければならないとも説明があり、大変元気づけられました。

限られた時間やお金のなかでシステマチックに、シンプルに、効率よく物事を進めていく。これら自体は作業であるけど、究極は人と出会うための手段であるということでした。

■チラシづくり

チラシは企画を大きく反映する。

例えばチラシの中でタイトルを大きくするのか、劇団名を大きくするのかだけを取っても、企画意図を反映したものになるはずとのことです。

いつどこでやるという単純な話しではなく、ここがこうだから、あなたに合うかもしれないというアプローチ、まず自分たちがわかって、見た人がわかって、それが人に何をもたらすのかがわかるのがいいチラシということでした。

受講者一人一人にチラシに必要な項目を挙げてもらい、改めて必要な項目の多さに圧倒されました。

このチラシ作成をメインとしたスケジュールを作るのが宿題となりました。初日まで90日というところからカウントダウンする表に、必要事項を埋めていく作業となります。これを二日目の講義の際に谷瀬さんにチェックしてもらいます。

谷瀬さんはチラシの入稿が終わると、プチ打ち上げを催すということです。それほど大事なチラシづくりのスケジュール。
明日どんなパターンが受講者から挙がるのか楽しみです。

(レポート 本田)


 

 
(C)2004 info@fpap.jp All rights reserved. 画像・テキスト等の無断転載・コピーを禁じます。