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演劇きゃらばん☆劇列車 取材(インタビュー)
火曜劇場出演団体の公演に向けた動きをFPAPサポートスタッフまるやまが追います!!

10月某日、ぽんプラザにて演劇きゃらばん☆劇列車の山口さん、古賀さん、城後さんにお話を伺いました。

演劇きゃらばん☆劇列車は、2003年3月に旗揚げ。メンバーは、学生を中心に主婦・社会人の総勢7名。公演を喜んでくれる笑顔に励まされて、学校や仕事の合間を縫って活動しています。

<火曜劇場参加のきっかけ>
普段は主に小中学校でボランティア公演をしているほか、ホールでの公演を年に2回程度行っています。ホール公演をやるのは、学校公演ばかりやって「子供向けだから、レベルが低い」とは言われたくないので、自分たちの芝居を鍛えるためであり、また、私たちの目標である「地域の方に演劇に触れ合う機会を持ってもらいたい」ためです。
ただ、なかなか公演に対しての評価をもらう機会が少ないので、火曜劇場で福岡のお客さんに見てもらって、いろんな方からの評価をもらいたいと思っています。そうすることで自分たちの芝居のレベルも、もっと上げていきたいです。
それから、いままでずっと久留米市・筑後市周辺で公演をしてきて、あまりほかの劇団の方とお会いすることもなかったので、これを機会に福岡の他の劇団とも仲良くなって、いろいろ学びたいと思っています。

<今回の作品について>
今回の作品は、今年の4月からずっと小中学校で公演をやってきたものですが、だからといって子供向けの作品というわけではありません。宮沢賢治の童話自体が子供だけでなく誰もが楽しめるものなので、子供からお年寄りまで、みんなが楽しめる作品になっていますよ。

<朗読劇の魅力>
朗読って、ただ「読む」のではなんです。「音読」とも違うし・・・。今回の作品は、言ってみれば「朗読パフォーマンス」。物語を展開する「語り手」を中心に、コロスが物語を盛り上げていく、という感じです。
朗読劇にはあたたかみがあると思います。そこが一番の魅力かな。劇を「観る」だけではなく、語りを聞いて、その語りの良さも感じてほしい。お客さんの中には、目を閉じて語りを聞く方もいらっしゃるんですよ。やってる方としては、「目を閉じて見てもらって、果たして伝わるのか!?」不安になるんですが、ちゃんと伝わっているみ
たいです。むしろ、観客も自分の中で想像力を膨らませることができるので、普通のお芝居よりもよりいっそう楽しめるのではないでしょうか。歌や音楽も織りこんでいるので、宮澤賢治の作品を全身で楽しめる作品になっています。
それに、お客さんもお芝居とは違う反応を返してくれるので、やるほうとしても新しいものを得て変わっていけるような気がしています。

<最後に3人から一言ずつ>
古賀:劇列車のことをまったく知らない人たちに見てもらって、劇列車の芝居を気に入ってもらえるような作品をやりたいです。
城後:「語り芝居」を見る機会はあまりないと思うので、福岡の皆さんに「語り」の良さを知ってもらって、それを大人から子供へと語り継いでいくきっかけになればいいなと思っています。
山口:皆さん、劇列車を観に来てくださいね!お願いします!
(わー、ぱちぱちぱちぱち・・・)

(インタビュアーのつぶやき)
子どもって、実は一番手ごわいお客さんだと思うのです。だって、面白ければ素直に喜んでくれるけれど、そうでなければ観てくれないし、ダイレクトに「つまんな〜い!」という反応を返してくるわけです。そんな子どもたちを相手に、年間10回程度の公演を続けている演劇きゃらばん☆劇列車。お話を聞いただけでは「朗読劇」とはいかなるものなのか、ちょっとイメージがつかめませんでしたが、これは実際に見てみるしかない! いったい全体どんなものが見られるのか、とにかく「おもしろそう!」なのです。誰もが知っている宮澤賢治の童話を、誰もが楽しめる素敵な舞台にして見せてくれそうです。

(文責・FPAPサポートスタッフ まるやま)